まめまる 日々の日記

日々のあれこれ。

そして生活はつづくを読む。

6月9日(金)

 

 

ハードカバーが発売された2009年頃、

友人からプレゼントされた。

 

 

当時は、

星野源さんのバンドSAKEROCK

ソロアルバム「ばかのうた」がすきで毎日のように聴いていた。

「くせのうた」の中に出てくる

 

寂しいと叫ぶには 

   僕はあんまりにくだらない

 

この部分が、

聴く度になぜか、いつも心に引っかかっていた。

「老夫婦」 大好きだった。

 

 

 

 

 

私は、

あまのじゃくな方だと思う。

 

 

だから、

星野さんの露出がどんどん増えて

人気がうなぎ上りになっていくうちに、

自然と音楽からも離れていった。

 

 

(かといっても、その頃だって舞台に音楽に活躍されてブレイクされていたので、勝手なにわかファンの心理です。ごめんなさい。🙏)

 

 

 

 

本の整理をしていたら出てきた

「そして生活はつづく」。

スラスラと面白く、時に鼻の奥ツーンなのだけど、

読む度にすごくいいな〜と思う場面がある。

 

 

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「子育てはつづく」

彼のお母さんが登場する回。

自分のことをようこちゃんと名前で呼ばせたり、

子供が驚いたり笑っちゃうようなくだらないことを

沢山してくれたという、

読んでいるだけでニヤっとしてしまいそうな

すてきなお母さん。

 

 

その中のエピソード。

ある日、

「キャー!」という叫び声がお風呂から聞こえた。

お風呂場に行くと、

排水溝に吸い込まれそうになっているお母さんの姿!

 

このままではようこちゃんが吸い込まれて死んでしまう

 

そう思い、

狂ったように手を引っ張る、5歳の源少年。

 

 

という感じのお話で最後は助かるんだけれど、

その最後もなんだか絶妙なんです。

 

 

 

大人になった星野さんは、

子供の頃の様々な小芝居(と言うと失礼かな?)

その理由をお母さんに聞いた。

 

 

学校に行って帰ってくるたび

暗くなって行く息子の顔を見て、

無理に頑張れと言うのも嫌だし

せめて家の中だけは楽しくいてもらおうと思った

 

 

 

あぁ、、、。

ここを読むといつも、

なんとも言えないあったか〜い気持ちになる。

こんなお母さんになりたいなーと思う。

 

 

 

 

 

この本、

そういえば文庫も出たんですね!

バッグにしのばせてあると、

人生悪くもないなーと思って気持ちが楽になりそう。

 

 

 

 

本屋さんで見かけた、

星野さんの新しい本。

きっとおもしろいんだろな…。

あまのじゃくも、そろそろ卒業かなー。