最高のライブとたくさんの思い出。
7月9日(日)
7月8日
エレカシライブ。
最高のライブでした。
会場のある松本にはおばあちゃんの家があって、お墓もあって、昔から父か母の運転する車でよく遊びに来ていました。
車の中でかかっていた音楽は、母と来る時は中島みゆき、父との時はフォークソングやビートルズやラジオが多かった記憶。
私の地元からすると松本は都会でお洒落で何でもそろっていて、高校生になると電車で遊びに来ては買い物をしたり街を散策して古着屋さんに行ったり…。
デートもしたし、家族で少しおめかししてデパートにも行ったし、あちこち思い出がある大切な場所。
すごく久しぶりに電車に乗って行く、今回の松本。
地元駅の改札でPASMOが使えることにまず感動。
私が高校生の頃は定期も駅員さんに見せて通り過ぎる方式だったので、自動改札になったと聞いた時はうれしいような寂しいような複雑な思いでした。
車窓から見える景色は何も変わっていなくて、山や田んぼの緑も昔と同じように綺麗で、はるか向こうに見える山の稜線のグラデーションも言葉にならないくらい綺麗で…。
高校生の頃の気持ちがよみがえってきつつ、「この駅は◯◯が住んでるんだよな〜元気かな〜」と懐かしい気持ちにもなりました。
このような感じで、なんだか今回はたくさんの思い出や気持ちがあふれてきたり、現在やこれからのことが頭をめぐる旅。
イヤフォンからはエレカシの「暑中見舞-憂鬱な午後-」がエンドレスで流れていて、どっぷり自分の世界に浸っていました。
会場までの道のり、同じ方向に歩く人が当たり前だけれどたくさんいて、
「みんなエレカシを聴きに来た人かな〜長野県でエレカシを観られる日が来るなんて…」
感慨深い気持ちと楽しみな気持ちが増える分、ドキドキと緊張感も高まっていきました。
メンバーの登場からすごく温かい雰囲気に包まれた会場。
ていねいにていねいに歌われる「歴史」を聴きながら、なんだかいつもと違うライブだな〜と感じていました。
自分で自分にビックリしたのは、「新しい季節へキミと」の時。
この曲は、発売された時から前向きになれる曲で好きではあったけれど、特別思い入れがある訳ではありませんでした。
今までのライブでも、テンポが原曲より早かったり、後半に歌う時に参戦することが多いからか声も絞るように出す時が多く、CDのようにじっくり聴くというよりはアップテンポ感を楽しんでいました。
もちろんライブの醍醐味はそういったCDとは違う臨場感などが楽しみのひとつなので、大満足なのですが…。
「歴史」の時からくどいようですが、本当に今回のライブはどの曲もすごくていねいに歌われていて…
「新しい季節へキミと」
ああ行き場のないときめき
心の中キミを尋ねあぐねていた
毎日まるで自分という謎解いていくゲーム
全てを愛せそうなのに
ここからサビに向かっていくところで、気付いたら涙があふれていました。
あれは何だったんだろうか。。
歌を聴いて泣くことはよくあるので珍しいことではないし、今の心境にシンクロする部分もある。
歌を聴いて泣いた時は大抵、またがんばろうと思うことが多いんだけれど、そういうんでもなかったんだよなぁ。。
この曲が発売された2009年、大学を卒業して今後の生活に迷っていて、ずっと続けてきた音楽の道から離れて働いていた頃。
まだ24歳。されど24歳。
不安があっても楽しいこともたくさんで、でもふとこれからの事を考えると悩むこともあって。
通勤の電車の中でよく聴いていたのをぼんやり思い出していました。
そして、宮本さんがていねいに歌っていることで歌詞がダイレクトに染みてきて…
うーん。
でも聴いた後、すごく清々しい気持ちでした。
それがすごくうれしかった。
そうか、背中を押してもらえたような気がしたのかもしれない。
歌ももちろんすばらしく、MCも色々な人が仰っていたとおり絶好調でした(^ ^)
あんなにライブで色々と話しているのは初めてだったし、モノマネも絶好調!
夢を追う旅人?だったかな?
「ごめーーん!間違えちまったよーー!」
女性ファンの心をぐっと捉えたのではないかという瞬間でした…!
風と共にが聴けたのもうれしかったなぁ。
そして今回は、いつもよりもメンバーやステージ全体を見ていたのですが、あの演奏中の気迫や集中している様子はやはりかっこいいの一言ですね。
すごくかっこよかった!
会場全体がすごく温かい雰囲気だったし宮本さんもうれしそうだったし、とにかく!参加できたことがうれしいライブでした。
エレカシライブのおかげで色んなことを思い出したり感じた日。
ありがとうの感謝でいっぱいです。
いつも以上にパワーをもらったライブ!
今なら何だってできるような気がする!
また一歩ずつ、がんばろう。